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EVA Plexus社が示すビットコインとデジタルカードゲームの融合

In スタートアップ
12月 9, 2014
3月 3, 2016
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samune

ビットコインというと、金融分野やATM製造などで注目を浴びることが多くありますが、実はいま、ビットコインのある仕組みを使ってトレーディングカードゲームをオンラインで展開しようとしているスタートアップがあります。

EVA Plexus社とは

マン島に拠点を置くスタートアップのEVA Plexus社(以後、EVA社)は、これまで独立系のゲーム開発スタジオとして運営されてきました。そしてEVA Plexus社の創業者であるGareth Jenkins氏は自力でゲームシステムを組み立てていました。

ビットコインには通じていてもオンラインカードゲームのマーケットには疎い投資家が多く、彼自身、著名なシリコンバレーの投資家を相手に資金調達で苦労した経験があるといいます。

Deckboundというゲームとブロックチェーン

EVA社が手がけるのは、Deckboundというオンラインのデジタルカードゲームです。従来のカードゲームと違うのは、ビットコインの「ブロックチェーン」という仕組みを利用して運営される点になります。

ブロックチェーンとは、ビットコインの送金要求・取引記録(ブロック)の繋がりのことです。この繋がりは一般公開されているため、流れを辿れば過去に行われたビットコインの取引履歴を閲覧することができます。

Gareth Jenkins氏は、Deckboundカードをこのブロックチェーンにリンクさせ、プレイヤー達のトレードをブロックチェーン経由で管理するという手法を考えつきました。

この手法は、出版元がゲームの世界を維持する中央機関として新規にカードを発行し、カードがどのようにトレードされるかを決めるといった、従来のオンラインカードゲームでなされてきた管理手法とは一線を画すものです。

これまでとは違った管理手法を実現するため、彼はBitBindというシステムを作りました。BitBindは、カードがトレードされる際にさまざまなタグを、ビットコインの取引に紐づけることができるシステムです。

BitBindを用いて、Deckbound上で行われるトレードには各種の属性がタグ付けられる際、各カードはブロックチェーンと結びつき且つビットコインとカードの価格は連動するため、Deckboundでのトレードは事実上ビットコインの取引内容となります。

そしてカードのトレード情報はEVA社内でホスティングされており、API経由でアクセス可能です。Gareth Jenkins氏は、プロジェクトのオープンソース化を計画しており、いずれは誰もが利用可能になると話しています。

カードゲームについて

Gareth Jenkins氏によれば、ブロックチェーンにリンクされたカードは、ゲームメーカー抜きでプレイヤー同士によるトレードが可能となります。これはトレーディングカードが紙のカードとして初めて登場してきた頃を思わせます。

またGareth Jenkins氏は、最も遊ばれているトレーディングカードゲームとしてギネス世界記録に認定された「マジック:ザ・ギャザリング」のトーナメントのルールが、プレイヤー自身に由来していることを一例にあげながら、「物理的に印刷されたカードの周辺にできるコミュニティ内には、さまざまな興味深いシステムもできる」と語り、カードゲームを通したビットコインの普及に際して、そのムーブメントに期待している様子が伺えます。

終わりに

Gareth Jenkins氏のカードゲームへの熱意から、ゲームを通してビットコインを浸透させていくという独自のアイデアとモデル、仕組みが作られました。今回の仕組みは、カードゲームそのものの成功がビットコインの発展にも繋がるという例です。

また彼はさらにその先にある、「カードがビットコインに裏付けされた価値を持つ」という将来像も描いており、ビットコインの信用を利用したさまざまな取り組みのヒントになる可能性があります。

参考記事:
http://www.coindesk.com/bitcoin-startup-brings-collectible-card-games-block-chain/

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