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ビットコインとブロックチェーンに大規模な投資をしているベンチャーキャピタル10社を紹介します(前編)

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12月 16, 2015
3月 2, 2016
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2012年以降、ビットコインやブロックチェーンテクノロジーに関連するスタートアップはこれまでに8億ドル以上の投資を受けており、確実にベンチャーキャピタリストを惹きつけていると言って問題ないでしょう。

2015年のビットコイン業界への投資は7月時点で既に2014年の累計額を超えており、公開されている資金調達ラウンドで、3.8億ドル以上がスタートアップに投資されました。

投資額は好調ですが、一体何社のベンチャーキャピタルがビットコインやブロックチェーンテクノロジーのさらなる発展を目的とする新しいイノベーターたちへ投資を行っているのかについては、この額からはっきりとは伝わってきません。

ビットコインベンチャーキャピタルデータによると、今まで約200社のベンチャーキャピタル企業がビットコイン企業に投資しています。この企業数はまだ公に発表されていない内密な案件の数を差し引いたものです。

ビットコイン・ブロックチェーンに投資を行う数多くの企業の中でも業界で最も影響力が強い投資企業をリストアップ。2回に分けてご紹介します。

唯一の中国系企業として大規模投資を行うIDG Capital Partners

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リストの中で唯一アメリカの企業ではない中国のIDG Capitalは、早期の投資企業ながら保守的なスタンスを取り、分散型元帳としてのブロックチェーンの活用法に、より重きを置いています。

同社の最初の投資は、2013年5月にRipple Labs社の資金調達に対して行われました。Ripple Labsは分散型取引プロトコルプロバイダで、合計3700万ドルを調達し、シリーズAの資金調達は2800万ドルで終了しました。

後日、IDG CapitalはKoinify社の100万ドルの資金調達に参加しました。

元々、Koinify社は分散型キックスターターと考えられていたが、収益を持続することができなかったため、ピボットするプランを発表しました。

IDG Capitalはブロックチェーン・テクノロジーに投資するのを好んでいるようですが、それでもなお、最大のビットコインサービスプロバイダの一つであるボストンのCircle Internet Financialに投資して、4月にCircle社の5000万ドルのシリーズCに参加しました。

アメリカのIDGは最近初期投資の機会を探しているが、中国に拠点を置くカウンターパートは後期投資に焦点を当てているとIDG Ventures USAの代表は述べました。

シード投資目的で4億円を調達したKhosla Ventures

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TechCrunchに「メガベンチャーキャピタル企業」と評される、カリフォルニア州メンロパークに拠点を置くKhosla Venturesは、次のシード投資の資金のために最近4億ドルを調達し、この資金の一部はビットコインやブロックチェーン企業に費やされる可能性があります。

同社はビットコインやブロックチェーンに関するスタンスや、投資の好みについて、公に公開していないほうですが、業界で話題の資金調達に参加し続けています。

同社のビットコイン関連企業の投資ポートフォリオは、 現在まで1億2000万ドル以上を調達している業界の資金調達のリーダー・21 Inc社やBlockstream社を含んでいます。

他にも同社はブロックチェーンテクノロジーのスペシャリストのChain社や金融サービスプロバイダのBlockScore社による小規模な資金調達にも参加しています。

潤沢な資金が魅力のBoost VC

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カリフォルニア州サンマテオに拠点を置くBoost VCは、最近ビットコインにあまり焦点を当てていないかもしれません(最新のクラスはバーチャルリアリティーへ同等に費やされると発表済)、2013年に開始以来、業界で最も多くの投資を行っている企業のうちの1社となっています。

同社は2017年までにビットコイン企業100社へのサポートを目標としているのを発表し、既にAlign Commerce社、BlockCypher社、BTCPoint社、BitPagos社、Reveal社等の成長のポテンシャルを持ったスタートアップ企業を含むポートフォリオを誇っています。

ほとんどの投資が初期段階なので、現段階ではBoost VCのエコシステムへのアプローチを評価するのは困難です。

今までのところ、ポートフォリオの企業の中でブロックチェーン・スマートコントラクトのスタートアップ企業のMirror社が唯一、シリーズAの資金調達に到達しました。

ビットコインへの積極投資も戦略は非公開のAME Cloud Ventures

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アーリーステージ・スタートアップファンドのAME Cloud Venturesは、Yahooの設立者であるジェリー・ヤン氏により創設されました。同社はビットコイン業界の中では慎重かつ投資回数が少なめの投資企業です。

カリフォルニア州パロアルトに拠点を置く同社は、現在まで最も資金を調達したスタートアップであるBitPay、Blockstream、Ripple Labsの3社に加え、Blockcypher、ブロックチェーンアイデンティティーソリューションのShoCard等のポートフォリオを誇っています。

しかし、このような公な投資にも関わらず、同社は投資戦略やビットコインについての意見は述べない姿勢を貫いています。

ベンチャーキャピタルの最古参で世界中に拠点を置く
Lightspeed Venture Partners

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Lightspeed社は、ビットコイン技術への投資のペースを下げたと言ってよいですが、このベンチャーキャピタル企業は業界の中でも最古参かつ、最も発言力の強いサポーターのひとつです。

2013年初旬にはパートナーのジェレミー・リュー氏が、公の場でビットコイン技術に関して熱心に語り、2014年のニューヨークのBitLicenseの公聴会では証人として参加しました。

全体を見ると、同社はビットコインやブロックチェーンに関連する企業に直接的、もしくは子会社を通して興味深い投資を行っており、BlockScore社やデジタル資産の取引企業のMelotic、中国のビットコイン取引企業のBTC Chinaに投資しています。

Lightspeedは2013年5月にビットコインを重要視するインキュベーターのBoost VCにも初期投資を実施、そして2014年10月にLightspeedはビットコインウォレットプロバイダであるBlockchainの3050万ドルの資金調達に参加しました。

この資金調達は、2014年において業界最大規模のものでしたが、2015年にはさらに大規模なラウンドになるだろうと考えられます。

リュー氏は同社の企業戦略についてこう述べています。

「今後数年でビットコインのエコシステムにおけるチャンスは、価値保存や投機における使用事例により左右され、それらの使用事例がさらに高いビットコイン市場をサポートするようになって、ようやくビットコイン2.0の分散型元帳の可能性が最大限に発揮できると信じています」

終わりに

ビットコイン関連事業への投資は増大していますが、各VCの思惑や、ビットコインへの期待はさまざまです。現在水面下で動いているプロジェクト含め、大型投資が行われる可能性を秘めたビットコイン関連事業の動きや、VCの対応に今後も目が離せません。

参考:
http://www.coindesk.com/10-vc-firms-bullish-on-bitcoins-potential/
http://svjapan.blogspot.jp/2014/06/10014162462.html

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