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現役ディーラーが語る!今週のビットコイン円「早くも激動の2017年!中国とビットコインの関係は?」

In コラム
1月 12, 2017
1月 12, 2017
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こんにちは。国府勇太です。

今週(1月9日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。 

では、さっそく日足チャートを見ていきましょう。

bitcoin1_20170109

先週を一言で表すと「やはり中国!振り回される」です。

2016年の元旦に、12万円を突破したビットコイン円。
週オープンの1月2日(月)には、120,772円でスタートしました。

前回、「12万円という心理的節目を達成できたことで、今後さらに上昇する準備が整った。」と述べましたが、
4日(水)には大きな陽線をつけ、一気に14万円を超えてくるという期待を遥かに上回る動きをみせました。

その後、5日(木)木曜には最高値を更新しなんと15万円超え!
最高値152,232円をつけました。

ただ、その後は達成感から利益確定の売りが一気に進みました。
ジェットコースターのようなものすごい急落劇でした。

こちらが先週のハイライトの4日、5日の1時間足です。

bitcoin2_20170109

上昇は「ゆっくり」、下落は「一気に」きています(ビットコインに限らず、ドル円などのフィアット通貨もこういった動きをします)。

上昇に関しては様々な要因が重なっていますが、この急落の原因は、中国の人民元が対ドルで大きく上昇を見せたことが主な理由です。

ご存知のように、世界のビットコイン取引所で多くのシェアを占めるのは中国です。
一般的に元安だとビットコインが買われ、元高だとビットコインは売られます。

中国人は自分たちが持つ「人民元」の価値にかなり敏感です。
去年対ドルで6%近く下落しており、中国人の悩みはつきません。

彼らは、金融市場に厚みもなく、法制度も整っておらず、そして政治プロセスが不透明な国家の通貨など信頼しておらず、常に資金をどこに置くかを考えています。
(中国人民銀行が香港オフショア市場で人民元買いをして、元高を試みたりもしていますが。)
しかし、一方で十分な選択肢がなく資本移動の規制が厳しいのも事実です。
そこでビットコインに多くの中国資本が流入し、上昇相場の立役者になっています。

そんな動きだったのですが、今回人民元が5日に急反発したことにより、ビットコイン売りが加速しました。

その後も下落は続き、7日(土)には100,000円割れの99,900円をつけました。

ビットコインらしいダイナミックな動きをした一週間でした。

今週の見通しは?

ラインを見てみましょう。

注目するラインはここです。

bitcoin3_20170109

やはり、100,000円のラインです。

前回の記事でも100,000円のラインに注目していると述べました。
(ここまでは下げを見せることもあり得るとも言っています)

チャートを見ると、7日の下ヒゲがしっかり10万円のラインでサポートされています。

今週はこのラインを割るのかどうかに注目しています。

底堅いようなら、このラインはしっかり買い支えたいポイントです。
ただ、このラインを割るようならもう一段下げることも十分考えられるので注意が必要です。

「もう一段」の目安はボリンジャーバンドを参考にしてみましょう。

bitcoin4_20170109

ボリンジャーバンドとは、移動平均をベースに統計学の考えをつかったテクニカル分析の一つです。
真ん中がMA(移動平均線)で、両脇の線がそれぞれ+σ2、-2σ(プラス2シグマ、マイナス2シグマと呼びます)です。

詳細なボリンジャーバンドの説明はここでは省略しますが、上図「-2σライン」が10万円を割った次のポイントの目安です。

エントリーするポジション小分けにして、10万円とこの「-2σライン」でそれぞれエントリーしていくという方法もおすすめです(保有コストを下げることができます)。

一方、ショート(売り)についてはおすすめしません。
フィアットの通貨ペアなら「テクニカル的にこの形は10万円を割ったらショート」というのかもしれないのですが、ビットコインでのショートはやはり今後の上昇余地があるためおすすめできません。
短期的には稼げるかもしれませんが、そういったトレードをしていくと今後必ずどこかでつまづいてしまいます。
泥臭いですが、愚直に優位性のあるトレードをしていくことが最終的にみなさんの資産形成に資すると考えます。

中国がビットコイン市場を牛耳る構造は悪なのか?

最後に、中国がシェアを握る現在のビットコインのパワーバランスについて、これを「歪んでいる」と考える人もいます。
しかし、そもそも政府や中央銀行が信頼できないからビットコインへの需要(マイニングなども含め)が生まれるというのはビットコイン本来の考え方にもとづいており、今後のビットコインの発展を考える上でもそこまで危惧する必要もないのかなと思っています。

ただ、上述のように、中国は資本移動が規制されており、中国の株式市場を見てもおわかりのように、熱狂の渦によりかなり実態からかけ離れた動きを見せます。
ビットコインが中国の株式市場のような「投機のおもちゃ」にされている部分は否めません。

そんな中国勢に振り回されないためには、テクニカル的な押し目でしっかり買いをいれてホールドするという戦略がベストです。中国サイドの動きに振り回されるのではなく、利用をしましょう。

2017年、さらにボラタイルな展開が続いています。
先週も述べましたが「焦りは禁物」です。「振り回されない」トレードを心がけましょう。

では、今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。

【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。

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