現役ディーラーが語る!今週のビットコイン円「とまらない下落!とうとう80万円割れ!」
【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。
【免責事項】当サイトで提供しているビットコインの相場情報等のコンテンツは、執筆者の個人的見解に過ぎず、執筆者、ワイジェイFX株式会社及び当社がその内容の正確性および安全性を保証するものではありません。また、かかる情報は、参考となる情報の提供を目的としたものにすぎず、仮想通貨に関して、特定の投資行動や運用手法を推奨するものではありません。投資に関する最終決定はお客様ご自身の判断でお願いします。 なお、投資によって発生する損益は、すべて投資家の皆様へ帰属します。 当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、執筆者、ワイジェイFX株式会社及び当社は責任を負いません。
こんにちは。国府勇太です。
今週(6月18日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。では、さっそく先週までの日足チャートを見てみましょう。
先週を一言で表すと「さらに下落!とうとう80万円割れ!」です。
6月11日(月)に744,800円でスタートしたビットコイン円。
前日の急落から反発してスタートしました。
しかしその後は再び下落。12日(火)、13日(水)と2日連続で下げました。
とくに、13日(水)の夜(14日の未明)には、ビットコイン先物の価格操作に関する疑惑が浮上し売りが加速。このニュースをうけ、とうとう70万円の大台も割れ、安値689,517円をつけました。
その後は、底を意識した買いが入りすぐに70万円台に回復。結局716,078円で週末クローズしました。
今週、このほか12日(火)に米朝首脳会談(現役の大統領と北朝鮮トップが史上初の直接会談をしました)や13日のFOMCでの利上げといった大きなイベントが続きましたがこちらは、いずれもマーケットへの影響は限定的でした(法定通貨も仮想通貨も)。
ただ、総じて「弱気なマーケット」の一週間でした。
今週の見通し
EMAをプロットしてみましょう。
EMAとは、MA(移動平均線)の一種で、直近の価格をより重視してトレンドを把握するテクニカル分析です。
過去21日分のデータをつかって1本の線(21EMAといいます)をひいてみます。
線の向きがトレンドの向きです。線は、下を向いているのでトレンドは下。
投資の鉄則はトレンドに従うことなので、この場合売りから入るのが正解です。
また、トレンドが下のときにこの線はレジスタンス(抵抗)の役割をします。
過去を見ても2度このラインにタッチして反落しています。
つまり、ここにタッチするか近づいたタイミングでの売りをすることでより大きく利益を得るチャンスが生まれます。
一方、テクニカル分析も絶対ではありません。
この線を上抜けて、さらに上昇を続けるようなら、しっかり損切りも行うことが必要です。
では、今週もリスク管理に気をつけてがんばりましょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
記載の内容は作成者の個人的見解であり、ワイジェイFX株式会社の見解ではありません。
また、記事の内容はあくまで予想であり、その内容の正確性、信頼性等を保証するものではありません。
これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、作成者及び、ワイジェイFX株式会社は一切の責任を負いません。
投資に関するすべての決定は、利用者ご自身の判断で行って下さい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・