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現役ディーラーが語る!今週のビットコイン円「BrexitとSegwit後のマーケットはどうなる?」6/24

In コラム
6月 28, 2016
1月 18, 2017
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今週(6月24日の週)のビットコイン円の見通しを主にテクニカル面から分析していきます。 

では、さっそく日足チャートを見ていきましょう。

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先週を一言で表すと「イベント盛りだくさん!大きく調整するも、その後は堅調」です。

先週の記事ではこう言いました。
「ここまで大きく上昇したあとには調整が入ることもあります。そういった調整が入れば押し目買いを推奨します。」と。

事実、高値82,000円をつけた先々週とは違い、先週前半は下げ。
溜まりに溜まったロングポジションが次々に解消(アンワインド)され、大きく下落しました。
木曜23日には更に加速し一時58,000円台を割れる場面も見られました。

そしてその後、24日金曜にビックイベントが2つありました。
それが「イギリスのEU離脱」と「Segwit(セグウィット)のマージ」です。

まず「イギリスのEU離脱」について

イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票が木曜に行われ、金曜に結果発表されました。
FX業界のここ数年での最大のビックイベントと言われていました。

投票が近づくに連れマーケットは「Bremain(残留)」との見方が支配的となり、投票直前にはリスクオフの流れが緩和、ドル円が上昇する場面も見られました。

ビットコイン円では、この国民投票が近づくにつれトレーダーがポジション調整を行い、一時58,000円台まで値を下げています。

その後、金曜朝に蓋を開けてみると、「Brexit(離脱)」というビックサプライズとなりFXマーケットは大荒れしました。

ドル円は一時100円を割り、ポンド円は20円近くも動くという大相場を迎えましたが、ビットコインはこれには無反応でした。
着々と底堅い動きを見せており、再びロングポジションが溜まってきています。

今回のBrexitでビットコインがどのような動きを見せるか非常に注目していたのですが、全く反応を見せなかったことに正直驚いております。
ビットコインは発行体がない通貨であり、各国の金融政策や経済政策の影響を受けない通貨と言われていますが、そのことをマーケットを通じて改めて感じさせられました。

本来ビットコインはそういったところから自由になりたいという発想から来ており、今回のマーケットを見る限りそれがしっかり果たされています。

そしてSegwitのマージ

こちらはビットコイン独自のイベントです。

Segwit(セグウィット)とは、Segrated Wittnessの略語です。
その名の通り、ビットコインのトランザクションから『電子署名(Wittness)』を『分離(Segrated)』し、ブロックチェーンに取り込まれるデータ容量を減らす機能のことです。

これが今回、ビットコイン本体とマージ(Merge:プログラム等を一つに合体させること)しました。

分かりやすいイメージとしては、「今までのビットコインを改良し、取引のデータを軽量化した」ということです。

もともとビットコインには1つのブロックの容量が1MBしか入らないという「ブロックサイズ問題」があったのですが、今回のSegwitのマージによりこの問題は大きく前進したように思えます。

対応されたウォレットなどを使えば送金手数料を安くなる(既に相当安いですが)という、僕らユーザーサイド側のメリットもあります。

この「Segwitのマージ」はビットコイン円を底支えする材料として市場は見ています。
ただ、マーケットはこのニュースに大きく反応していません。
もともとマージされるだろうという期待があり、マーケットインパクトという点で欠けていた事が理由として挙げられます。
ただ、今後も相場を底支えする材料にはなると見ています。

今週の見通しは?

戦略は引き続きロングです。

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先週「押し目買い」を推奨し、みなさんがどのくらいの押し目で拾えているのかはわかりませんが、今週ももしかしたら良いポイントで拾える場面が出てくるかもしれません。

23日につけた58,000円がサポートとしてしばらくは機能します。
ただ、こちらは長い下ヒゲでつけており、もう一度チャンスが訪れる機会はなかなかないだろうとみています。

見通しはしっかり上なので、利益確定売りの一旦の下げなどには翻弄されず、サイドを守ってトレードしていくのがいいと思います。

「トレードアドバイス通りやったら利益をだすことができました」と仰って頂くことが増えましたが、見通しは外れることももちろんあります。くれぐれも他人の意見や自分の見通しを過信しすぎないようリスク管理に気をつけてトレードをして下さい。

【執筆者】 国府勇太(Yuta Kokubu)
ワイジェイFX株式会社 ディーリング部
1984年生まれ。慶應義塾大学卒。大学院時代にFXを知り個人投資家に。
その後、その魅力に取りつかれ、より極めたいとの思いからヤフーグループのYJFXに入社。
現在ディーリング部にて主要通貨のディールを担当。
「マネーライフの課題解決」がモットーで、初心者にわかりやすい解説に定評がある。
現在ヤフー公式ブログ、FX攻略.comでもコラム連載中。

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