ビットコイン先物取引の活用方法を考える

In ビットコインニュース
5月 21, 2018
5月 21, 2018
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こんにちは、ヨーロピアン(@sen_axis)です。 久しぶりにbitFlyerさんで記事を書かせていただいています。

前回の記事:

暗号通貨元年。改めてビットコインの価値の本質について振り返る

bitFlyerさんでは最近になって3か月先物がリリースされました。

 

 

ところでビットコイン投資をされている皆さんはこのLightning Futuresを有効に使えているでしょうか?先物取引は比較的歴史の長いデリバティブ(金融派生商品)ですが、投資経験があまり豊富でない方ですと先物取引がどのような役割を持っているか分からないと思います。

 

一般的な先物取引の概念

先物取引は、将来の特定の期日の売買を予め約束するものです。

例えば、「現在のBTC価格は100万円。3ヶ月後にBTCを100万円で売却することを約束する」といった具合です。

何故今すぐ売却せずに3ヶ月後なのでしょうか?
BTCは今のところ金融商品として扱われることが多く、電子データであるがゆえに可搬性も高いですね。そのため、余計に先物取引の必要性の理解を困難にしているかもしれません。

ここではBTC先物取引から一旦離れて、伝統的な商品先物取引の現場について考えましょう。先物取引は相場の変動によって損失を被る可能性がある取引を安定させるために利用されるのが一般的です。
例えば、白菜農家を専業に営むことを考えましょう。白菜は種まきから収穫までおよそ2ヶ月かかります。また、農作物は全国的に豊作であればあるほど価格が下がり、不作なら価格が上がります。しかしながら、白菜の種まきを行った時点では2ヶ月後の白菜の生産量や価格を知ることは出来ません。
農作物は一般的に価格変動が激しいものです。自らの生産量も不透明で、さらに実際にいくらで売れるか分からないのでは、農家経営を安定させることはできません。

ここで先物取引の出番です。白菜農家が予め、2ヶ月後に白菜1個=200円で売る契約を結んでおけば、少なくとも価格面においての不確実性は回避することができます。先物取引はヒトの知恵なのです。

 

ビットコイン先物取引の利用例

さて、先物取引の概念や有用性はこれで理解することができるようになりました。

ではBTCを先物で取り扱う場合、どのような利点が考えられるでしょうか。例えばこのようなシチュエーションが考えられます。

・BTC価格の下落を予感しているためにBTCを売却したい
・1ヶ月後にBTCのハードフォークを控えているため、現物を保有しておきたい

ハードフォーク時にはBTCの現物を保有しておきたい、しかしBTC価格が下落すると考えている場合。この2つの条件を同時に満たすのであれば、現物を保有したまま先物取引によってBTCの売却価格を約束しておくことが経済的に合理的な手段となります。

ハードフォークに限らずとも、「今すぐ現物は売りたくない、しかし将来売る時には現在価格で売りたい」と考えるあらゆるシチュエーションで先物の売りが有効な選択肢となるでしょう。

 

Lightning Futuresでの投機的取引

bitFlyer Lightning Futuresは先物取引ができるプロダクトですが、先程紹介した先物取引での「約束」そのものを売買することができるようになっています。ということは、もちろん投機的に売買することで利益を上げることを主目的とすることもできます。
どちらかと言えば、こちらの利用の方が多そうですが、多くの方が市場に参加することで流動性が高まり、先物取引がより有利に利用できるようになる好循環があります。投機が先物取引の有効性を高めるのです。面白いですね。

このLightning Futuresに似通ったプロダクトとして、Lightning FXが存在しますね。レバレッジを用いることができるなど基本的な仕組みは似通っている部分が多いのですが、Lightning Futuresでは先物取引らしく「限月」の概念があります。つまり、期日には現物価格で全てのポジションが精算されるのです。
これを利用して、現物と先物価格に乖離があれば裁定取引による利益を狙うこともできますね。

これについては、以前に1週間物のLightning Futuresを利用した裁定取引でのエントリを書いたことがありますので、参考にしてみてください。

3ヶ月物の先物をトレーディングの主戦場にするのであれば限月が訪れるタイミングが頻繁ではないですから、先高観があれば現物との価格乖離を気にせずにレバレッジをかけてロングポジションを持つなど、大胆なトレードを行うことも視野に入ってきますね。

Lightning FXにはSFDの概念があり、Futuresには限月の概念があります。それぞれのプロダクトの違いを深く理解し、その特性を利用することで利益を追及することに投資のコツがあると僕は考えています。

どのような取引をするかはいつでもあなた自身のアイデア次第ですし、取引ルールを注意深く観察することで見えてくるものもあるはずです。自由な発想は利益の最大の源泉ですから、頭を捻ってマーケットに挑んでみるのも面白いのではないでしょうか。
マーケットには一定のルールが存在しますが、そのルール内であれば最大限経済的に合理的な行動を取って構わないというのがトレーディングの醍醐味です。是非あなた自身の戦略を楽しんでください!

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